タイは日本と同じ仏教の国ですが、日本での葬式のように喪服を着るという習慣はありません。
男性はスーツを着る必要もなく、ワイシャツやポロシャツといった襟付きのシャツであれば大丈夫です。
女性の場合は、派手な服装でなければ問題ありません。
服の色は黒が望ましいですが、目立つ色でなければ問題なく、白あるいは色付きの服を着る場合には黒い腕章やリボンを付けます。
子供は黒い服を着せるのは好まれていないため、白い服を着せるのが一般的です。
ただし喪服がないからといっても、ミニスカートや半ズボンといった露出が大きい格好は厳禁となっています。
タイ人にとって葬儀を行う寺院は神聖な場所なので、慎んだ格好をしなくてはならないからです。
たとえ喪服が必要なくても、故人を悼む気持ちや慎みの精神は守らなくてはならないといえます。