皆さん、日本のお葬式といえば黒の喪服ですよね。
しかし、同じ東洋文化圏でもお葬式の形態はさまざまです。
お隣の大国、中国について見ていきましょう。
中国では冠婚葬祭を紅白喜事と呼ぶようです。
どれがお葬式に当たるのでしょうか?実は白がお葬式に当たるようです。
実は中国では喪服は白なんです。
日本とは正反対ですよね。
実はこれ、日本の方が近代になって喪服を白から黒へ変えたという歴史があるようです。
日本と中国では西洋文明の需要の仕方が正反対でした。
中国は技術は受け入れても中華の伝統文化は守るという姿勢をとったため、白の喪服が現在まで続いたようです。
一方、明治維新に際して今までの伝統を全て脱ぎ捨てて西洋化を進めようとした日本政府は、従来の白や鈍色の喪服を西洋風に統一しました。
実際には明治天皇または大久保利通の葬儀の頃から日本では洋風の黒の喪服に変わったようです。