葬儀に関しては全国各地でさまざまなしきたりがありますが、四国地方には特に驚きのしきたりが多いです。
まず香川県の金刀比羅宮の近辺には、死ぬことが「穢れ」であるという考えが根強く残っています。
そのため四国のこのエリアでは、人が亡くなったとしても、葬儀そのものを行わないケースがあるのです。
また四国の香川県といえばうどんで有名ですが、葬儀の際にきつねうどんが振る舞われる風習は、なぜか徳島県に残っています。
さらに高知県の一部の地域では、棺桶にあずきや大豆を入れるしきたりがあります。
ちなみにあずきや大豆は、煮た状態で入れます。
このしきたりには「故人がちゃんと成仏できますように…」という願いが込められているのです。