本来お通夜とは夜通しという意味で、ロウソクの灯りを消さずに線香を切らさずに遺体を見守り、弔問客も朝まで付き合うのが習わしでした。
昔は医療が発達していなかったため、仮死状態なのに死んだと判断されることもあり、通夜の間に仮死状態が解けて故人が目を覚ますこともあったからです。
そのお通夜を24時までに終わらせ、弔問客も帰宅するのが半通夜です。
平均寿命の延びにより喪主が高齢になって徹夜ができなかったり、夜通し弔問客が訪れることで周囲への騒音になったりするなどの配慮から、現代では半通夜がスタンダードになりました。
昔と違い弔問客、とくに親族でない弔問客は1時間から2時間ほどの滞在で帰宅、時間も20時頃までには帰宅するのが最近の新ルールです。