仮通夜は、亡くなった1日目の夜などに行われる本通夜の前までの夜のことです。
一般的に故人と近くに住んでいる近親者だけで過ごし、宗教葬儀を行わず会葬者も呼びません。
仮通夜では、故人のそばで静かに過ごすのが一般的です。
遺族は通夜や葬儀のときには会葬者の対応に追われるため、故人に向き合う時間をとることが難しいので、仮通夜の晩にゆっくりと故人とのお別れをする最後の機会となります。
家族で故人の話をしながら、思い出話などをして静かに過ごしましょう。
仮通夜は、喪服を着る必要はありません。
紺やグレー、黒などを基調の控えめな色味であれば、普段着で問題ありません。
あまりにも華やかな印象になる服装は避けたほうがよいでしょう。
ただし、故人を病院から直接葬儀社の安置所に預ける場合など、仮通夜がない場合もあります。
また、地域によって通夜を行わない地域もあるので、必ずしも行われるというものではありません。