盂蘭盆会とは太陰暦7月15日を中心として7月13日から16日の4日間に行われる仏教行事のことで、読み方はうらぼんえです。
祖霊に供物を捧げる行いで中国では今でも旧暦で行われますが、日本では新暦の8月15日に行われたり、旧暦の7月15日に行われたりと地方や家族ごとのしきたりによります。
盂蘭盆会の語源はサンスクリット語のウッランバナから来ているという説が有力ですが、アヴェスター語で霊魂を表すウルヴァンが語源という説もあり諸説は様々です。
日本へは推古天皇の時代に中国を経て伝来したと言われており、聖武天皇の時代の天平5年7月には宮中の恒例仏事となっています。
供物を捧げる習俗はしだいにお世話になった年長者に贈るお中元になり、現代に溶け込んでいます。